top of page
  • 時忘舎

モダン建築祭 -前 半-

更新日:2023年11月17日

●モダン建築祭一斉公開前半 11月2日(木)~11月4日(土)

今年はエリアを拡大して「京都モダン建築祭」が開催され、時忘舎も参加させていただいております. 会員様にはイベント貸切の都合、期間中通常のご利用いただけず心よりお詫び申し上げます.


このイベントは昨年より開催され、その準備期に建築祭事務局様より「竹中精麦所跡」にもお声がけいただきました. 当初はお声がけいただきながら「そんな名建築でもないし、よろしいんでしょうか?」という気持ちで受け止めておりましたが、今となってはこのイベントが下記の趣旨をお持ちであった事、私どもの志(こころざし)と重なる部分がある事を理解し、参加させていただいております.


*************** ****************

(公式HP「京都モダン建築祭について」より一部抜粋)


『守ってきた人がいる。受け継ぎ、守り、心を注いできた一人ひとりの意志と努力がなければ、今ここにある建築と出会うことはできませんでした。ここまで受け継がれてきた建築が、今を生きて私たちの暮らしや文化や街並みを豊かにしてくれているという奇跡。この営みがこれからも続くことを願ってやみません。愛情の伝播で建築文化をつなぐ一助となっていきたいという願いをもって、「京都モダン建築祭」は生まれました。


普段は公開されていない建築が、関わる人に支えられて、このときだけ扉を開く。


それによって、京都で大切に守り継がれてきた建物や営みが“生きた文化財”として受け継がれ、時代に相応しい形で共に未来へ進んでいけるように。

さまざまな歴史と文化が層をなして重なる建築文化を多くの人と共に楽しみ、受け継いでいけるように。次の世代を担う若者やこどもたちが、こうした建築を守りたいと思ってくれるように。

建築そのものの素晴らしさができるだけ生き生きと伝わるように。


歴代の人々によって大切に守り続けられているモダン建築の存在とその素晴らしさを、多くの人と共に味わいたい。建築を観る対象として楽しむという体験を、もっと多くの人と共有していきたい。そう願っています。』


*************** ****************

京の都は不思議な魅力を放ち、多くの人々を今なお惹き付けております.

「その魅力とは?」との問いに一言では言い表せないのは百も承知の上ですが

その一端は、この場所は千年の歴史のいずれの「時代」も今なお混在し、町中にその「跡」があり語り継がれているという事. 私たちが代々歩んできた「跡」すなわち「証(あかし)」がそこここに現存しているからではないでしょうか.


見方を変えれば、「証(あかし)」は「道しるべ」でもあります.

迷ったとき、「証(あかし)」を繋ぐ事で、今いる位置や、行くべき先を考える事ができるのです.


勿論、第二次世界大戦時、戦火により歴史的建築という守るべき語り部が焼失した他の地域から見れば

京都はその文化的集中拠点として歴史的建造物群に守られた事は大変幸運でありました.

私たちを守ってくれたものを私たちが守っていく、それが私達が担うべき事と考えつつ、

「道しるべ」を遺そう、守ろうとする方々とそれを共に担おうとして下さる方々に感謝と感動を覚えながらイベントに参加させていただいております.


前半も沢山の方にご来場いただきました. 恥ずかしながら「特にお見せするものはございませんが・・・」とお話し始め、この場所の変遷をお話しますと皆様興味を持って聞いてくださいます. そして「いつも通り過ぎていますが知りませんでした」と笑顔で帰ってくださいます. この耳学問が、皆様お一人お一人に託した私ども伝承のバトンでございます. ふとした時、お一人お一人が次世代への語り部ならぬ伝書鳩になっていただけますように‼


また後半の一斉公開は11月10日(金)~11月12日(日)でございます.

会員の皆様向けにはいつもの利用はしていただけませんが、このイベント参加にご理解いただければ大変幸いです.


最初の画像は岡崎ツアーの様子. まずは時忘舎の説明をされております!

(画像掲載にあたり事務局様のご承諾を得ております.)

期間中はお天気もすこぶる良く(暑すぎて期間中提供メニューのアイスドリンクを沢山ご注文くださいました!)

多くの建築を巡っていただくのにもってこいの日和となりました.

後半もそれぞれのツアー日和となりますように^▽^♪


皆様とまた次回お目にかかる日を心より楽しみにしております.

閲覧数:77回

最新記事

すべて表示

Comments


Commenting has been turned off.
bottom of page